目の雑学

ふと何か考え事をする時、あるいは何かを思い出そうとする時、無意識に視線を上に向けてしまう……みなさん、そんな経験はありませんか?

f:id:seihokuheart:20190907090900p:plain

なぜ、物事を考える時、視線は上に向くのでしょうか…

 


これは、人間にとって「目」から入ってくる情報がかなり多いということが関係しているようです。

人間の五感による知覚の割合は、

味覚1.0%、触覚 1.5%、臭覚 3.5%、聴覚 11.0%、視覚 83.0%と言われています。

私たちは普段から、いろんな物を「見る」ことで周りの状況を把握しています。目の前にいる人の顔や、風景などから、さまざまな情報をとりいれ、それをもとに脳が判断し、行動しているのです。

ところが、物事を深く考えようとする時には、「目」からの情報が思考の邪魔になります。そこで、視線を上に向け、空や、天井など、わりと平坦で何もない景色を見ようとする……これが、考え事をする時に上を向いてしまう理由のようです。

同じように、視線を足元に落としたり、目をつぶって考え事をすることもありますよね。これもやはり、「目」からの情報を遮断し、思考に集中しようとしているのでしょう。

ちなみに、視線と思考の関係には面白い「説」があります。
考え事をしている時、右に視線が行くと「言葉」を思い浮かべていて、左に視線が行くと「絵やイメージ」を思い浮かべている、というものです。

これは「言語脳」と呼ばれる左脳が働くと、左脳の支配する右半身が動きやすくなり、「イメージ脳」と呼ばれる右脳が働くと、右脳の支配する左半身が動きやすくなるからだそうです。
ただ、これはあくまでも「説」であり、正しいかどうかは明らかではありませんが、話のネタにはなりそうですね…

 

 

日常生活において得られる外界からの情報の8割は視覚からと言われています。日常生活をするうえで目を健康に保つことはとても重要なことです!

目は大事にしないといけませんね…

目には初期段階では自覚症状に出ない病気もあります。自覚症状がなくても年に1度は検診を受けましょう(/・ω・)/