花粉の季節がやってきました…

いよいよ花粉の季節がやってきました💦

アレルギー症状でお困りの方も多いのではないでしょうか…

f:id:seihokuheart:20200307093033p:plain

👁花粉症が目に多い理由…
花粉症は、目以外の部分にもアレルギー性鼻炎などの症状が現れますが、目は非常に症状のでやすい場所です。それにはいくつかの理由が考えられます。
第1に、結膜という部分は直接外界に接しており、花粉が入りやすいこと。
第2に、入ってきた花粉の成分の中でも、からだとの反応を生じる抗原の蛋白質が目を常にうるおしている涙液によって溶かされやすい性質がありこと。
第3に、結膜には実際のアレルギーの反応をひきおこす免疫細胞がたくさんあり、血管もたくさんあるためにからだの方から、次から次へと炎症を起こす細胞が入り込みやすい、といった点があげられます。アレルギー以外の原因で起こる結膜炎、例えばウイルスによって起こるはやり目の際に見られるように、目が赤くなるのは、この血管がたくさんあることによって起きているものです。
ただし、花粉は目に直接触れる以外に鼻を通して吸い込むことによってもからだに入り、全身のアレルギー反応の結果、目にも症状が出ることも少なくありません。

 

👁花粉性結膜炎の症状
花粉症の目の状態を「花粉性結膜炎」と呼びますが、症状としては、かゆみが最も代表的なものです。目そのものがかゆく感じる場合もありますが、まぶたやまぶたのふちなどの部分に特にかゆみが現れやすく、かけばかくほど症状が強くなることもあります。これはアレルギー反応の特徴ですので、適切な治療によってかゆみを止めることが必要です。
次に多いのはごろごろした感じ、「異物感」というものです。アレルギーの反応によってまぶたの裏側の結膜に粒状のもりあがりができますが、これがまばたきの際に黒目(角膜)と接触することによって生じる症状です。小さなゴミが入ったように感じることもあります。そして、場合によっては黒目にきずがつくこともあります。涙もよく見られる症状です。目やには、はやり目に比べると多くはありません。                                        花粉性結膜炎は原因がはっきりしていますので、ある季節に毎年起きること、程度の差はあっても両方の目に生じることも特徴です。

 

👁花粉性結膜炎の治療
花粉性結膜炎の治療には抗アレルギー薬という薬が、主として用いられています。
これは、先ほど述べたアレルギー反応の中で、かゆみやくしゃみなどを引き起こす指令を伝える物質が細胞から血液に出てこないようにおさえる薬です。通常目薬として使用します。
症状が強い場合は、ステロイド薬も用いられることがあります。
ホルモンの薬であるステロイド薬は、適切に使用すればとてもすぐれた薬ですが、目に緑内障などの副作用が現れることがあるので、使用にあたっては注意が必要です。
それでも、強いかゆみなどで日常生活や仕事に差し支えがある場合は、抗アレルギー薬をのみ薬として服用することもあります。

 

👁花粉性結膜炎の予防
花粉症にはそれぞれ花粉の飛びやすい季節があります。例えばスギは2月から3月頃ですが、この時期に、花粉が目や鼻に入り込まないようにすることは花粉症の予防法として重要です。
メガネには多少の防塵作用はありますが、花粉症用に特別に作られたゴーグル状のものなどを使わない限り、完全に防ぐことは難しいといえます。
したがって、花粉の症状を予防する方法としては、花粉の飛びやすい、雨天の翌日の晴れた日などはなるべく外出や布団を干すことを避けたり、外出から帰った際に衣服に付いた花粉を十分落としたりすることがあげられます。
目を洗うことは、花粉を洗い流すという意味では効果が期待できますが、実際に結膜炎になってしまった場合は、アレルギーに対するからだの反応そのものも洗い流してしまうこともあって、目を洗うことは勧められません。ただし洗顔して、目のまわりを洗うのはかまいません。
何年もの間、花粉性結膜炎を繰り返している方の場合は、花粉が飛び始める少し前から、抗アレルギー薬を目薬として予防の意味で使うことが、予防的な治療法として行われることがあります。
この場合も、前の年に使用した点眼薬は有効期限が切れていたり、雑菌が容器に入っていたりすることがあるので、診察を受けて、眼科医師が処方した点眼薬を使っていただくことが大切です。

(日本眼科医会HPより引用)

 

当院のFacebookにも、栄養士からの花粉症を和らげる食事法が紹介されていますので、そちらもご参考に(*´▽`*)