🌸眼科に新しい仲間が増えました🌸
新入社員ではありませんが…💦
先日、眼科に新たな検査機器が導入されました✨
CSV-1000というコントラスト感度を測定する検査機器で、視覚の質を評価することができます。
通常の視力検査では、最小分離閾(2つの点または線が分離して見分けられる閾値)のみを評価しますが、コントラスト感度検査では、さまざまな空間周波数におけるコントラスト感度を評価するため、形態覚全体の評価が可能で、通常の視力表では検出できない微細な視機能の変化、見え方の質を評価することができます。
コントラストとは明暗の対比のことですが、通常使用する視力表は白地に黒の視標で、コントラストはほぼ100%になっています。視標の濃さが薄い灰色ならコントラストが低い視標と言えます。コントラスト感度検査とは、その視標の濃さを判別できなるまで徐々に薄く低下させてその程度を調べる検査です。
では、具体的にどのような方に有効な検査かと言いますと…
●普段の生活で以前よりも見えづらさを感じているのに、眼科で検査をすると視力検査の結果がいい方。
●明るい場所での視力検査ではかなりよく見えていても、夕暮れ時や薄暗い場所での見え方が白っぽく、何かかすみがかかったように見えたり、以前より見えづらくなったと感じられる方。
●白内障がある方で、視力検査では運転免許の基準をまだクリアされていても、朝日や夕方の太陽に向かって走る場合や、対向車のヘッドライトのような逆光線で非常に見づらく感じられるようになった方。
このような方が検査の対象となります。
そのため、視力検査の結果だけでなく、コントラスト感度の検査結果などをもとに、白内障の手術適応の有無や白内障の手術前後の見え方のご説明に役立てることができます。
これからの診療で活躍してくれることを祈ります(●´ω`●)